カンボジア世界遺産

東南アジア世界遺産の最高峰!カンボジアアンコール遺跡群11選

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今回はカンボジアはシェムリアップで訪れた世界遺産11遺跡を紹介します。遺跡の迫力・美しさに終止圧倒され、カンボジアの強い日差しと砂場埃もあいまって異世界を冒険しているような錯覚に陥りました。当時のクメール人が遺跡にかけた思いや宗教に対する帰依、思いを巡らせただけでこのブログを書いてる今も興奮してきます。

初日の出をアンコールワットで見たり、思わぬ天からの贈り物、わんこのガイドさんや相方こうちゃんの怪我など色々ありましたがカンボジア・シェムリアップの世界遺産巡りも一生の思い出になる経験となりました。一生に一度は訪れたい場所だと思いました。

今回はセットで行ける遺跡別にまとめました。かなり広範囲わったて遺跡が点在してるので、計画立てて見学する事をおすすめします。また遺跡巡りをする前にアンコールミュージアムという博物館で予備知識をつけることをおすすめします。レリーフの意味やクメール人の遺跡に対する思いが解って、よりいっそう楽しめると思います。それではカンボジアアンコール遺跡群11選どうぞ〜!

アンコール遺跡とは?

アンコール遺跡(アンコールいせき、Angkor)は、カンボジアの北西部、トンレサップ湖北岸のシェムリアップの北側に位置するクメール王朝時代の遺跡群である。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
アンコール遺跡群は現在のカンボジア王国の淵源となったクメール王朝の首都の跡である。
この地には、9世紀頃から数々の王建設が開始された。この遺跡に特に大きく関わったとされるのはスーリヤヴァルマン2世(1113-1145年)とジャヤーヴァルマン7世(1181-1218年)といわれる。スーリヤヴァルマン2世は特にアンコール・ワットの建設を行い、その死後30年ほど後に王に就いたとされるジャヤーヴァルマン7世はアンコール・トムの大部分を築いたとされる。
しかし、ジャヤーヴァルマン7世が崩御した後のアンコールはアユタヤ朝の進入を度々受けその存在を侵され始め、その後ポニャー・ヤット王はついにアンコールを放棄するに至った。

アンコールワット周辺遺跡

アンコール遺跡群の最高峰〜世界遺産アンコール・ワットAngkor Wat〜

アンコールワット初日の出

クメール建築の最高傑作とされる大伽護!南北1300m、東西1500m、幅200mお堀に囲まれたクメール建築最大級の石造建築でまさに壮大の一言。12世紀前半、アンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって建てられました。創建当時はヒンドゥー教寺院として建てられましたが、1546年〜1564年の間に当時の王アンチェン1世が仏教寺院(上座部寺院)へと改宗しましたそうです。アンコールワットは1979年に共産革命を起こしたクメール・ルージュ最後の砦になったことでも有名です。この時の攻防・共産主義の思想によりかなりの損傷を受けた様ですが、現在は修復が進んでいる様です。

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城砦都市遺跡 世界遺産アンコール・トム・バイヨン

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アンコール・トム (Angkor Thom) は、アンコール遺跡の1つでアンコール・ワット寺院の北に位置する城砦都市遺跡です。12世紀後半、ジャヤーヴァルマン7世により建設されたといわれています。クメール最後の都市でしっかりとしたインフラの整備がなされていたようです。アンコール・トムは一辺3kmの堀と、8mの高さの城壁で囲まれています。南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門で外部とつながっています。各城門は塔になっていて、東西南北の四面に観世音菩薩の彫刻が施されています。また門から堀を結ぶ橋の欄干には乳海攪拌(ヒンドゥー教の天地創世神話)の様子を表していて、ナーガ(蛇神)を引っ張るアスラ(悪鬼/阿修羅)と神々の像があります。 アンコール・トムの中央に四面仏塔群で有名なバイヨン (Bayon) があり、その周囲にも象のテラスや三島由紀夫の小説の舞台にもなったライ王のテラス、プレア・ピトゥなどの遺跡も残っています。今回私達はバイヨンしか訪れませんでした。というよりガイドが連れて行ってくれませんでした。行きそびれた遺跡はまたいつか見に行きたいです。

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ガジュマルと一体化した遺跡〜世界遺産タプローム〜

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12世紀末にジャヤーヴァルマン7世によって仏教寺院として建立され、後にヒンドゥー教寺院に改修されたと見られています。東西約1000m南北約700mのラテライトの壁に囲まれた寺院遺跡です。当時は12000人以上が暮らしていたと言われていて、都市と寺院が一体化していたようですね。映画「トゥームレイダー」の撮影でも使用されたそうです。タプロームとは「梵天の古老」という意味だそうです。

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遺跡背面に横たわる寝釈迦像が圧倒的〜世界遺産バプーオン〜

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11世紀中頃、ヒンドゥー教の神シヴァに捧げらるため、ウダヤーディチャヴァルマン2世 (Udayadityavarman II) によって国家的寺院として建立された3層からなるピラミッド型寺院です。15世紀後期には仏教寺院に改められました。銅塔一座があり、バイヨンの高さ45メートルより高いそうです。バプオーンの見所はなんといっても遺跡背面の壁一面に施された寝釈迦像。建立当初はありませんでしたが、仏教寺院へ改宗された際に付け加えられたそうです。ちなみにバプーオンは「隠し子」という意味だそうです。王妃が自分の子供をこの寺院に隠したことからこの名前がついたそうです。

バプーオンはバイヨン寺院や象のテラスの近辺にあり、トゥクトゥクなら5分以内で行けると思います。寝釈迦像には度肝を抜かれました。一見の価値があると思うので是非バイヨンと合わせて行ってみてください!相方こうちゃんは寝釈迦像を見つけた瞬間奇声をあげて喜んでいました(笑)

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「クリスタルの古老」未完の寺院〜世界遺産タ・ケウ〜

カンボジア・シェムリアップ世界遺産タ・ケウ

タ・ケウ(Ta Keo)は、10世紀末にジャヤヴァルマン5世により建設が開始されたが、王の死去により未完成のまま放置されたヒンズー寺院です。建設中に中央祠堂に落雷があり、神の怒りだと信じ建設を中断したとの説もあるそうです。建造途中で放棄された為、レリーフ等の装飾ははほとんどありません。四方に副祀堂を持つ5塔主堂型平面構造寺院は神の住む山「須弥山」を象徴しているそうです。現在は中国政府が協力して改修作業が行われているようです。

ちなみにタ・ケウのタは、おじいさんを意味し、直訳すると「ケウじいさん」の意味だそうです。

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顔面が欠落したデバータが印象的〜世界遺産Thommanon トマノン〜

カンボジア・シェムリアップ世界遺産Thommanon トマノン

トマノン(Thommanon)は、カンボジアのアンコール遺跡において、チャウ・サイ・テヴォーダと1対となるヒンドゥー教寺院のうちの1つで、スーリヤヴァルマン2世の統治中1113-1150年に掛けて建てられました。勝利の門からおよそ500メートル東、チャウ・サイ・テヴォーダのすぐ北に位置しているので、アンコールワット・トムを見た後に向かうのが良いと思います。

相方のこうちゃんがここで足を挫いてしまい、まさかのリタイヤ!これにてアンコールワット遺跡群の見学は終了となりました。

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バンテアイ・スレイ方面遺跡群

犬のガイドに導かれてカンボジア世界遺産クバルスピアンに行ってきた!

クバール・スピアンの1,000本リンガ

クバルスピアン(Kbal Spean・Bridge Head・Head of the Bridge)は、アンコールの北東、プノン・クーレンの西側に位置するクメール王朝時代のカンボジア遺跡地域です。この遺跡一帯は、砂岩の地層の川床や川岸に刻まれた一連の石の彫刻により構成されていて、「1,000本リンガの谷」または「千のリンガの川」として知られています。リンガ(男性器の象徴)をモチーフにした無数の石の彫刻が存在しています。彫刻の建造は王スーリヤヴァルマン1世(在位1002-1050年)の治世時代に始まり、ウダヤーディチャヴァルマン2世(在位1050-1066年)の時代まで続きました。しかし碑文には、彫刻のほとんどがウダヤーディチャヴァルマン2世の時代に建造されたと記されているそうです。又こちらの滝から流れる水は平野およびアンコール遺跡群を回った後、最終的にトンレサップ湖に流入しているそうです。神聖な遺跡ですね。

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見れなかったけど!アンコール美術の至宝「東洋のモナリザ」〜世界遺産バンテアイ・スレイ〜

南経蔵

バンテアイ・スレイは967年、ラージェンドラヴァルマン王によって建立がはじめられ、息子のジャヤーヴァルマン5世によって完成に到りました。
大部分が赤い砂岩により建造されており。精巧で深くほられた美しい彫刻が全面に施されているのが特徴です。「アンコール美術の至宝」とも呼ばれています。デヴァターの彫像は「東洋のモナリザ」とも呼ばれているそうです。

私達はトラブルと時間の配分ミスで明るい時間帯に訪れる事が出来ませんでしたが、次回シェムリアップに来る事があれば絶対に再訪したい遺跡です。東洋のモナリザを見れなかったのが本当に悔しい!

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コーケー・ベンメリ方面遺跡群

山奥に聳え立つピラミッド遺跡 〜世界遺産コーケー〜

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コーケーは、ジャヤバルマン4世によって10世紀前半に建立され、王が一時的にアンコール地方から遷都した際に、わずか10数年間だけ栄えた幻の都です。こちらの遺跡は7段ピラミド型のプラサット・トムが見所です。コーケー遺跡はアンコールワットで購入するチケットでは入場出来ず、別途USD10支払う必要があります。シェムリアップからコーケーへ向かう途中にはベンメリア遺跡もあるので、合わせて行ってきました。近くにはポルポトの影響で未だに地雷も埋まっているそうなので気をつけてください。

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まさに天空の城ラピュタ〜世界遺産ベンメリア遺跡〜

カンボジア・シェムリアップ世界遺産ベンメリア

シェムリアップの中心から約65キロ。アンコール・ワット建造前の11世紀末-12世紀初頭の建立だとされています。規模はアンコールワットより小さいもの類似点が多く東のアンコール・ワットとも呼ばれています。アンコールワットの建設に向けてのモデル建設とも言われているそうです。

ヒンドゥー教の寺院として建立されましたが、仏教をモチーフにした彫刻が確認する事ができます。崩壊している部分の一部はポル・ポトクメールルージュに破壊された様です。天空の城ラピュタのモデルにされたとか…。ジブリの公式発表はないようです。

ベンメリアにはラーマヤナ物語が彫られていますが、ラピュタのモチーフもラーマヤナです。ラーマーヤナ物語というのは王に不貞を疑われたシータ姫が潔白証明する為に、王の目の前で火に飛び込むという悲しい物語だそうです。

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タイ国境付近の遺跡

天空の遺跡プレアヴィヒア寺院古代遺跡

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カンボジア北部タイとの国境付近にあるプレアヴィヒア寺院遺跡は9世紀にクメール王朝によって建設された寺院で、世界文化遺産に登録されています。建設当時はヒンドゥー教のシヴァ神を祀る寺院でした。「プレアヴィヒア」とはクメール語で「神聖な寺院」の意味で、語源はサンスクリット語から来ています。数世紀にわたって増改築が重ねられ、この地域でヒンドゥー教が衰退すると仏教寺院となったそうです。プレアヴィヒア寺院古代遺跡は数年前までタイとカンボジアの国境紛争で争いが続いていましたが、2013年に国際司法裁判所によってこの古代遺跡はカンボジア領だとの判決が下されたそうです。

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