タプロームとは
12世紀末にジャヤーヴァルマン7世によって仏教寺院として建立され、後にヒンドゥー教寺院に改修されたと見られています。東西約1000m南北約700mのラテライトの壁に囲まれた寺院遺跡です。当時は12000人以上が暮らしていたと言われていて、都市と寺院が一体化していたようですね。映画「トゥームレイダー」の撮影でも使用されたそうです。タプロームとは「梵天の古老」という意味だそうです。
入口門
駐車場からしばらく進むと大きなガジュマル木とタプロームの門が見えてきます。
タプローム東門
東門の背後には既にこの遺跡を浸食支配してるガジュマルが顔を覗かせています。
自然の力を見せつける「スポアンの木」
遺跡に巻き付く様に根をのばしているスポアンの木(ガジュマルの一種)。遺跡を浸食・破壊してく様からキラー・ツリーとも呼ばれている様です。このまま浸食が続くと崩壊すると見られており、今の内に見ておきたいですよね。
間近で見るとその力強さに圧倒されてしまいます。
財宝が隠されたエコーの祠堂
スポアンに飲込まれて行く中央祠堂。私はこれを見て、なんとなく福島の津波を思い出してしまいました。自然の圧倒的な力の前には人間の形ある文明など儚いものですね。
こちらの中央祠堂には内部に無数の穴があります。今では見る影もありませんが、その昔この祠堂の穴には宝石などの財宝が埋め込まれていたそうです。上から差し込む光に反射して室内がキラキラ輝いていた様ですね。当時の光景を見てみたかったなぁ〜。また、内部で音を発すると反響することからエコーの祠堂と呼ばれています。
レリーフ
アンコール遺跡のお決まりのデバータ。美しいです。
苔に覆われたレリーフがかっこ良すぎる〜!
こいつらは何でしょう?(笑)ヒンドゥー教のお話に登場する何かなんでしょうか。コミカルで愛嬌があります。
アンコール遺跡のお決まりのヨーニ(女性器の象徴)です。
Informationタプローム
入場料 | USD20。アンコールワットの入場券と共通です。 |
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