アンコールワットとは
クメール建築の最高傑作とされる大伽護!南北1300m、東西1500m、幅200mお堀に囲まれたクメール建築最大級の石造建築でまさに壮大の一言。12世紀前半、アンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって建てられました。創建当時はヒンドゥー教寺院として建てられましたが、1546年〜1564年の間に当時の王アンチェン1世が仏教寺院(上座部寺院)へと改宗しましたそうです。アンコールワットは1979年に共産革命を起こしたクメール・ルージュ最後の砦になったことでも有名です。この時の攻防・共産主義の思想によりかなりの損傷を受けた様ですが、現在は修復が進んでいる様です。
行き方
シェムリアップのホテルやゲストハウスに到着するとまずアンコールワットの日の出ツアーを勧められます。早朝の4〜5時に宿を出て日の出を観て帰ってくるのみのツアーで、大体どこも15ドル位でトゥクトゥクで連れて行ってくれると思います。
私達は道端で声かけられたトゥクトゥク運転手のロングさんにアンコールワット一帯のツアーをお願いしました。彼は日本語・英語・フランス語を話せるとのこと。値段は早朝から夕暮れまで15ドルという良心的な価格にしてくれました。ホテル・ゲストハウスでお願いするのも楽でいいですが、時間に余裕のある人は道端のトゥクトゥクドライバーに交渉してみるのも楽しいかもしれません。アンコールワットの入場料は3日券で40ドルで有効期間は1週間です。大体みなさん3日券を買うらしいですね。私達も3日券を購入しました。
全長560mの西参道
まだ日が昇る前の薄暗い中、全長560mの西参道が出迎えてくれます。否が応にもテンションが上がってきます。
まだここからは中央堂は見えません。
前庭南経蔵
前庭にある前庭南経蔵。比較的新しい建物らしいです。
朝方は日の出目当ての観光客でごった返す
私達は計二回アンコールワットを訪れたのですが、初日は残念ながら曇り空。リベンジは初日の出を見に行ったのですが、奇跡の晴天!生涯忘れられない初日の出となりました!
西参道すすんだ左側池の前が撮影スポットになっていて沢山の観光客でごった返していました。
回廊に彫られた沢山の美しいレリーフ
第二回廊や第三回廊の壁には繊細で優美なデバター(女神)やアプサラ(天女)像が沢山彫られています。
よく見ると一人一人表情やしぐさが違いますね。ヘアスタイルも個性的です。
何か描かれているのかわかりませんが、ヒンドゥー教の叙事詩か何かかですかね?
第一回廊の壁画にはインド古典叙事詩「マハーバラータ」「ラーマーヤナ」や、ヒンドゥー教の天地創造神話「乳海撹拌」、古代の物語「天国と地獄」など描かれているそうです。夢中になり過ぎて写真は取っていません。。。約10世紀昔この叙事詩を壁に描いた人達はどのような世界観を持って生活していたのでしょうか。
十字回廊の沐浴場
現在は水は枯れていますが、当時はここで沐浴していたそうです。
中央祠堂
中央祠堂は、世界の中心をなす神々の住むメール山(仏教の須弥山しゅみせん)を象徴しているそうです。多数の神々の石像や浮彫があります。
アンコールワットの感想
これまで見たどの遺跡よりもスケールが大きかったです!まさに圧巻の一言!クメール人凄いですねぇ!カンボジアは共産革命前までは東南アジア一の繁栄した国家だったそうです。ポルポトが現れなかったら、現在のカンボジアはどうなっていたんでしょうか。非常に残念ですね。
帰り道アンコールワットの余韻に浸りながら歩いているとおサルさんを発見。一心不乱にご飯を食べていました。彼には世界遺産なんて関係ないですね(笑)
Informationアンコールワット
入場料 | USD20。アンコールワットの入場券と共通です。 |
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