タイ・チェンマイの寺院 ワット・チェディルアン Wat Chedi Luang

仏教国タイ・チェンマイで訪れたい9寺院

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サワディーカー!世界一周の旅4カ国目タイは、チェンマイに入ってから数日経過したものの観光らしい観光はイーペン祭りだけ。せっかく仏教国タイに来て寺院巡りは外せないということで、丸一日かけて計9カ所の寺院巡りをしてきました。今回もバリ同様レンタルバイクを借りての移動となりました。レンタルバイクの相場は大体250バーツぐらいで、安くて身軽に動けるのでおすすめです。

チェンマイではお堀の内外にいくつものお寺が存在しています。ほとんどが入場無料なのでお寺好き・仏教好きの方には魅力的な街だと思います。相方のこうちゃんが仏教にはまっているので、今回は9カ所のお寺を回りました。相方曰くタイの仏教はスリランカやタイ、ミャンマー等の地域に伝わった南伝の上座部仏教(小乗仏教、大乗見た差別用語)だそうです。大乗仏教中観派の祖、八宗の祖師と称されるナーガルジュナが体系化し中国やチベット、日本等の地域に伝わった北伝の大乗仏教とは考え方が異なるそうです。大乗仏教の万人を救済しとは異なり、上座部仏教は自己の修行により自己一人のみが救われる。とされているそうです。

チェンマイには標高1080mのステープ山にあるタイ仏教の聖地として崇められる寺院「ワット・プラタート・ドイ・ステープ Wat Phra That Doi Suthep」や、チェンマイで最も大きな(ルアン)仏塔(チェディ)のある寺院「ワット・チェディルアン Wat Chedi Luang」、王家の庭園(スアン・ドーク)があった寺院「ワット・スアン・ドーク Wat Suan Dok (Wat Bubharam)」、外国人向けの瞑想トレーニングを受け入れている「ワット ウモーン Wat Umong」をはじめとする個性溢れる魅力的な寺院が数多く点在していました。チェンマイ観光の際は寺院巡りは外せないですね。それではタイ・チェンマイで訪れたい9寺院、ご覧下さい!

ワット・チェディルアン Wat Chedi Luang

タイ・チェンマイの寺院 ワット・チェディルアン Wat Chedi Luang

旧市街のほぼ中心に位置し沢山の観光客で賑わうワット・チェディルアン。チェンマイで最も大きな(ルアン)仏塔(チェディ)のある寺院だそうです。1391年、メンラーイ王朝第7代セーンムアンマー王(1383~1402年)が、亡くなった父を偲んで建立したと伝えられています。仏塔は創建当時、高さ約80メートルあったそうですが、1545年の大地震の影響で崩れてしまったようです。創建者のセーンムアンマー王は仏教の世界観にならい、都市の中心に須弥山(しゅみせん)を模した大きな仏塔を置き、それを囲うように8つの方向にもひとつずつ寺院を置き自国の繁栄を願ったそうです。

タイで初めて訪れた寺院ということで、日本の寺院との違いに興味津々でした。入り口付近に建つ本堂は、ランナー様式の仏像が数多く祀られています。ターペー門から徒歩5〜10分ほどの場所に位置しアクセスしやすい場所にあるので、チェンマイ訪問の際は是非訪れてみてください!

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ワットクータオ Wat Ku Tao

タイ・チェンマイの寺院 ワットクータオ Wat Ku Tao 建物

チェンマイの郊外にある仏教寺院遺跡。1579年~1607年にチェンマイを統治していたビルマ王プレーンノーンの墓として1613年に建てられたといわれています。境内には椀を重ねたようなユニークなクータオ(ひょうたん)形にモザイクで装飾されたビルマ式のパゴダ(仏塔)があります。これは仏陀が最初に教化したとされる5人の修行僧の托鉢の鉢を表すとされているます。お椀型の仏塔は今回訪問した寺院では唯一ここだけでした。

訪問したのが早朝だったので観光客は私達だけ。地元の人達とお坊さん達が仲良く朝食を取っていました。少し地味ですが、めずらしい仏塔が見たければオススメの寺院です!本堂脇の寺院の装飾が面白くて本堂も立派な建物でした。

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ワットロークモーリー Wat Lok Molee

タイ・チェンマイの寺院 ワットロークモーリー Wat Lok Molee 建物

チェンマイの北側、チャーンプアップ門の近くに位置しています。入場は無料でした。ランナータイ王国第12代王ケートクラオ、および王国最後の女王ウィスッティテーウィーの遺骨を納められているとのこと。その昔、チェンマイ王が来賓を迎えていた場所でもあったそうです。アーチ型できれいな装飾が施された門と、チーク材でつくられた立派な本堂が特徴的でした。
本堂は新しそうでしたが、仏塔は歴史を感じさせ見ごたえがありました。ガイドブックなどにはあまり掲載されていない様ですが、個人的には印象に残っています。敷地はそれほど大きくなく、10分もあれば全て見ることが出来ました。

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ワット・チェン・マン Wat Chiang Man

タイ・チェンマイの寺院 ワット・チェン・マン Wat Chiang Man 建物

ワット・チェン・マンは1296年メンラーイ王によりチェンマイ創都の時に建てられた寺院で、かつては王の宮殿として利用されていました。本堂にはソンクラーン祭りに登場する大理石の仏像「プラ・シーラー・カオ」と水晶の像「プラ・セータン・カマニイー」を安置。基部を15頭の象に支えられた仏塔も見応えがあります。

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ワット・プラシン Wat Phra Singh

タイ・チェンマイの寺院 ワット・プラシン Wat Phra Singh

チェンマイ市内で最も大きく格式が高い寺院。晴れている時は、本堂後ろにステープ山が見えます。ランナー王朝第5代パユ王(1336~1355年)によって建立され、リーチェンプラ寺院と呼ばれていましたが、後に第7代王のセーンムアンマーがチェンライからプラシン仏像を迎え入れてからは、プラシン寺院として市民の間で親しまれるようになったとのこと。ちなみにワット・プラシンとは獅子の寺という意味だそうです。幅31インチ、高さ51インチのこの仏像は現在、奥にある「ウィハーン・ラーイカム」というこぢんまりとした礼拝堂内に祀られています。お堂には色とりどりの古典的な壁画が施され、チェンマイに来たら観光には外せないお寺です。

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ワット・スアン・ドーク Wat Suan Dok (Wat Bubharam)

ワット・スアン・ドーク Wat Suan Dok (Wat Bubharam) 白い薔薇

1383年に建立された寺院で、本堂の中に納められた青銅の仏像は、500年を経た現在でも国内で1、2位の大きさを争うと言われています。また、境内に点在する歴代の王の遺灰を納める白い仏塔も有名。ステープ山を背景にした仏塔の光景は、スアン・ドーク(=花園)の名前にふさわしい美しさと言えるでしょう。旧市街のスアンドーク門より車すぐ。

“北方の薔薇”と呼ばれるタイ北部の古都チェンマイ。情緒豊かな街には100を超える古い寺院が建ち並んでいますが、その中でも群を抜く美しい寺院が「ワット・スアン・ドーク」。王家の庭園(スアン・ドーク)があった寺院で、今から約600年前に建てられました。白い薔薇が咲き誇るような優美な寺院。

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ワット ウモーン Wat Umong

タイ・チェンマイの寺院 ワット ウモーン Wat Umong 仏塔

今回訪れたチェンマイの寺院の中で、一番雰囲気があった寺院がこちら、ワット ウモーン!他の豪華絢爛な寺院とは違い煌びやかさはありませんが、個人的には一番好みの寺院でした。修行する為の寺院といった趣。神社に入った時のような凛とした空気を感じます。

ステープ地区のうっそうと茂った木々に囲まれた場所にある古刹。ランナー王朝の初代メンラーイ王がチェンマイに都をつくった際に、スリランカから招いた僧侶が修行できるようにと、11か所の竹林を寄進しスリランカ様式に則って建てたものです。その後、僧侶が瞑想修行できるようにとアナータムミカラート王(1367~1387年)が4つの入り口を持つトンネルを掘らせました。以降、寺院は「ウモーン(トンネル)」の寺と呼ばれるようになり、現在は隣接する4つの寺院を合併して「スアン・プッタタム」という修行センターとして発展。広い境内のいたるところに、1949~1966年にかけて寺の住職を務めたパンヤー・ナンタピック高僧による仏教の教えが書かれた看板が立てられていて、厳しい修行をしようとする僧侶が各地から集まるお寺となっています。

こちらの寺院は外国人向けの瞑想トレーニングを受け入れていて、欧米各国からメディテーション希望者が訪れるそうです。訓練期間中、お坊さんからのフィードバックの時以外は、基本的に他人とのコミュニケーションは一切できないのがルール。食事はほぼヴィーガンなようです。興味のある方はチェンマイで瞑想修行をしてみるのもいいかもしれません。

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ワット・プラタート・ドイ・ステープ Wat Phra That Doi Suthep

タイ・チェンマイの寺院 ワット・プラタート・ドイ・ステープ Wat Phra That Doi Suthep

こちらの寺院は標高1,080mのステープ山の山頂に立ち、タイ仏教の聖地として崇められる神聖な寺院。タイ王国北部のチェンマイで、一番の信仰集める寺院だそうです。1383年に当時のクーナ王によって建立され、高さ22mの金色に輝く仏塔の中には仏舎利(仏陀の遺骨)が納められているそうです。お願いごとが叶うと言われていて、人々はこの周りを三周してお祈りをします。その欲を捨てる事が悟りに到る道だとは思うので矛盾しているような気もしますが。。。
観光客のみならず、参拝に来た多くの地元の方々で大変な賑わいを見せています。

「チェンマイ」といえば「ドイステープ」というほど、有名で人気のある寺院だそう。建築そのものは華やかでおもしろいのですが、なにせ観光客が多くて雰囲気はあまりありませんでした。仏舎利には大変惹かれますが、人が多すぎてゆっくり建築を見る事はできませんでした。アクセスは旧市街からは乗り合いバスかレンタルバイクで30分ぐらいです。肌寒かったので上着を持ってくればと少し後悔しました。観光地としての活気はここが一番!観光地気分を味わいたいという方におすすめです。

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ワット・チェット・ヨート Wat Chet Yot

ワット・チェット・ヨート Wat Chet Yot

「チェット・ヨート」とはタイ語で“7つの尖塔”の意味だそうです。緑豊かな境内には高い仏塔を囲むように6つの塔が建ち並んでいました。建立は15世紀で、ランナータイ王朝の9代目王ティロカラートによって造られました。釈迦が悟りを開いたインドのブッダガヤにあるマハーボディ寺院をモデルにしたといわれており、尖塔を囲む外壁に刻まれた天上の神々のレリーフは、インドの仏教美術に影響を受けたものだそうで見応えがあります。
旧市街からは少し離れていて周りには何もありませんが、お寺めぐりが好きな方にはおすすめです。

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