今回訪れたチェンマイの寺院の中で、一番雰囲気があった寺院がこちら、ワット ウモーン!他の豪華絢爛な寺院とは違い煌びやかさはありませんが、個人的には一番好みの寺院でした。修行する為の寺院といった趣。神社に入った時のような凛とした空気を感じます。
ステープ地区のうっそうと茂った木々に囲まれた場所にある古刹。ランナー王朝の初代メンラーイ王がチェンマイに都をつくった際に、スリランカから招いた僧侶が修行できるようにと、11か所の竹林を寄進しスリランカ様式に則って建てたものです。その後、僧侶が瞑想修行できるようにとアナータムミカラート王(1367~1387年)が4つの入り口を持つトンネルを掘らせました。以降、寺院は「ウモーン(トンネル)」の寺と呼ばれるようになり、現在は隣接する4つの寺院を合併して「スアン・プッタタム」という修行センターとして発展。広い境内のいたるところに、1949~1966年にかけて寺の住職を務めたパンヤー・ナンタピック高僧による仏教の教えが書かれた看板が立てられていて、厳しい修行をしようとする僧侶が各地から集まるお寺となっています。
こちらの寺院は外国人向けの瞑想トレーニングを受け入れていて、欧米各国からメディテーション希望者が訪れるそうです。訓練期間中、お坊さんからのフィードバックの時以外は、基本的に他人とのコミュニケーションは一切できないのがルール。食事はほぼヴィーガンなようです。興味のある方はチェンマイで瞑想修行をしてみるのもいいかもしれません。
仏塔下の地下道
内部の道は何本にも分かれていて、仏像が何体か安置されています。
参拝者や修行者が数名いました。
仏塔
寺院内の公園
寺院には公園が併設されており、鳩の大群がいます。フンには注意が必要。
Informationワット ウモーン Wat Umong
住所 | 135 Moo 10, Su Thep Rd, Muang Chiang Mai, Chiang Mai 50200 |
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利用時間 | 8時から17時 |
アクセス | 市内からソンテウで約25分 |
利用料金 | 無料 |
所要時間 | 10〜20分 |