バイクでクバールスピアン・バンテアイスレイ世界遺産巡りに出発!
ここシェムリアップでも、観光はレンタルバイク。滞在している宿ではバイクレンタルが無かったので、街の中心部にあるレンタルショップまで行きました。レンタルショップで値段を尋ねると、結構高くて1日17ドル。前に泊まっていたゲストハウスが近くにあり、そこのレンタルバイクは1日8ドルで断然安かったのでそこで貸してもらうことにしました。
宿のスタッフがレンタルバイク屋に電話をしてくれ、しばらくするとバイク屋のスタッフが2人やって来ました。なんと1人は日本人!日本語で説明を受け、書類を記入して手続き完了。中古のバイクを使っているから安いようですが、それにしてもかなり良心的な価格でした!
目的地はクバールスピアンとバンテアイスレイ。シェムリアップ街をバイクで駆け抜けあと言う間に田舎道へ。やっぱりバイクでの移動は、景色がどんどん変わるしその場所の空気を肌で感じられるから新鮮で楽しいですね!
世界遺産クバール・スピアンへ到着!
クバールスピアンは、切り立った丘の上にあり、森の中を登ったところにありました。結構距離があるのでちょっと大変でしたが、巨大な岩や熱帯の植物が茂る力強い自然の中を歩くのはワクワクしました。しかも、可愛くて不思議なガイドも一緒だったので、現実離れした感覚で印象的でした。
バンテアイスレイ遺跡へ向かう途中バイクが故障!?
最初のアクシデント。タイヤがパンク!
次の目的地バンテアイスレイ遺跡に向かう途中、バイクのタイヤがパンクしてしまいました!これは大変!街まではかなりの距離があるし、辺りは田舎の民家がちらほらあるぐらいです。どうしたものかと考えながらバイクを押していると、それは見た村の住人がバイクの修理屋さんが少し先にあるよと教えてくれました。助かった!本当に近くにありました。
こじんまりとした家族で経営している修理屋さんでした。若い夫婦と可愛い子供とワンコ達。奥さんだけ少し英語が通じたのでどうにかコミュニケーションが取れました。
ローカルバイク屋で激安パンク修理
旦那さんがバイクのタイヤを見てくれ、タイヤの以前穴が空いて補修した部分がまた剥がれてしまってるとのことでした。なのでまた上からカバーするだけでOKとのこと。良かった〜。
修理代がいくらになるかビクビクしていましたが、なんとたったの0.5ドルでした。助かった〜。ついでに給油もお願いしましたが、観光地の近くにあるお店で買うより値段が安くて質もいいものでした。これがローカル価格なんですね。ホッと一安心。お礼を言って再度目的地へ向かいました。ところが、修理に時間を取られ遅くなってしまったので、バンテアイスレイへ入場出来ませんでした。せっかく遠出して来たのに残念でした。
バンテアイスレイ近くの寺院でローカル祭を発見!
日も暮れて街に戻ろうとしたら、遺跡の近くのお寺の敷地で地元のお祭りが開催されていました。音楽が大音量で流れ照明が煌々と辺りを照らしていました。これは行ってみるしかない♪
大混雑の入口では、尼さんがお寺のお布施を受け付けていたので私達もいくらか払いました。
敷地内に入ってみると、こんな田舎のどこにこれだけの人がいたんだろうと思う程賑わっていました。
出店が沢山!あちらこちらから美味しそうな匂いが漂ってきます。
祭好きの血が騒ぐ〜!
子供達が夢中になるような出店がいくつももありました!
大音量のテクノに合わせて子供達がトランポリンでジャンプしまくってました!ここはレイブパーティか?と間違えそうな雰囲気。めっちゃ楽しそう〜!
奥の空き地にはステージがあり、ライブ演奏をしていました。いろんな人が順番に歌ったり踊ったりしていました。
お腹がペコペコだったので屋台の焼きそばを頂きました!ボリュームたっぷりで超美味しい!これでたったの1ドルでした。美味しくてもう一杯おかわり!
アイスクリームも。美味しい〜コーンはワッフルタイプ♡調子に乗ってタピオカ入りミルクティーも。全てローカル価格で街中で買うより断然安いです!
満月が東の空に浮かんでいました。今日は満月のお祭なんでしょうか?
お祭りの帰り道、絶対絶命!バイクが動かない!?
お祭を存分に楽しんで、帰路につきました。街頭も家の明かりも全く無い道を走りました。バイクのライトを消すと、月光の青い光が地面を照らしていました。月光だけでも周りがハッキリ見え、ヤシの木の影が地面にクッキリと浮かび上がっていました。綺麗〜!空は満点の星空。満月なのにこんなに星が見えるなんて凄いな〜!こんな体験が出来るのもバイク移動ならではの体験です。
上機嫌でバイクを走らせてると、急にバイクが変な音を発してエンスト!えーーーっっ‼︎‼︎‼︎ マジですか⁈
私はバイクに関してさっぱり知識が無いので良くわかりませんが、こうちゃんいわくエンジンのベルトが切れたようだとのこと。時間は夜9時半。辺りは真っ暗でヒッチハイクすら出来そうにありませんでした。アプリで現在地を確認すると、なんと街までは25km!こりゃ大変だぁ〜。。バイクを押して歩いたら、宿に着くのは朝方になっちゃうだろうなぁ〜、やられた〜!
絶望の縁から救ってくた、親切なカンボジアの人々
どうにかする術もなく、ひとまずバイクを押して歩き始めると、何台かバイクが通り過ぎました。トラックや大きい車が通ったらヒッチハイクしようとかまえていましたが、通るのはバイクばかり。
すると、若い青年がバイクを止めて話しかけてきました。英語が全然通じませんでしたが、バイクが壊れたことは伝わり、心配して一緒についてきて、後ろからバイクのライトで道を照らしてくれました。親切過ぎて、有難いのと申し訳ない気持ちでいっぱいで、それを伝えられないのがもどかしかったです!彼の家らしきところまで来て、彼はしきりに何か言ってました。多分朝まで家に泊めてくれるというようなことを言ってたと思います。
今度はまた別の陽気な女性3人組が何やら話しかけてきました。彼女達はしきりに道の先を指差して、あっちに行けば修理屋さんがあるというようなことを言ってました。先ほどの青年も一緒に彼女達に着いて行くと、真っ暗な中に修理屋らしき店がありました。
女性達が店のドアを叩いて呼びかけましたが誰も出てきません。しばらくすると、今度は英語を話せる男性が声をかけてきてくれました。彼の家が少し先に行ったところにあるから、ひとまずそこに行って警察を呼んでくれるとのことでした。彼に着いて行くと、道沿いに何軒か家がありました。
彼の家には人が大勢いました。家族の方が椅子を出してくれたので、そこで待ってる間に、彼は警察に電話をしてくれました。
彼の名前はソーパルさん。そこに集まっていた人達は彼の家族や従兄弟達とのこと。みんな親切で、ペットボトルの水もくれました。
しばらくして警察官が来ると、私達のバイクを警察署に運び、私達もそこで一晩泊まって明日街まで運ぶか、20ドルかかるけどバイクタクシーでホテルまで送ってもらい、明日バイクを取りにくるのか、どちらがいいかと聞かれました。流石にもうヘトヘトで、警察署に泊まるのは抵抗があったので、バイクタクシーで送ってもらうことにしました。
ソーパルさんは警察官に話を伝え、手際良くバイクタクシーを手配してくれました。本当に助かった〜ありがとうございます!感謝の気持ちでいっぱいで、カンボジアのありがとう「オークン」とサンキューベリーマッチを連呼しまくり別れを告げました。
カンボジアの警察所で書類手続き
帰る前に警察の書類手続きが必要だとのことで警察官に寄りました。警察署は思ってたより小さく村の交番といった感じ。中に床で寝ている警察官がいました。私達が来て起こされ若干不機嫌そう。警察署に泊まることにしてたら、この警察官の横で雑魚寝になってたんですね‼︎バイクタクシーをお願いして良かった〜汗っっ。
カンボジアの警察の怖い話をネットで目にしていたので、ちょっとビビりつつも書類(ただの紙きれ)に名前とパスポート番号など記入して、バイクの前に立ち写真を撮られました。バイクをちゃんと保管してくれることを祈りつつ、警察署を出ました。
バイクタクシーは何故か運転手2人の他について来た人1人に私達2人。1台に3人乗りと2台に2人乗り。これ、運転手1人と私達2人の計3人でバウく1台で行けばいいんじゃね?などと思いつつも深く考えないことに。なんかみんな楽しそうだし(笑)。
無事に宿に着いた時はホッとしました〜!アクシデントの多い大変な1日でしたが、結果的には旅のいい思い出になりました。親切な人が多ことに驚いたし、助けてもらって感謝感激でした。
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