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トラブル続きの世界遺産巡り!カンボジア人の優しさに救われる〜後編〜

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翌日バイクを回収しに警察署へ

今日はバイクの種類を変えて別のバイクを借りることになっていました。早朝、レンタルバイク屋の日本人スタッフの方がバイクを持ってやって来ました。事情を話すと、バイク料金の返金と昨晩かかったバイクタクシー代まで支払いしてくれ、バイクはお店の方で回収しに行ってくれるということになりました。警察署の場所をスマホの地図アプリに登録しておいたので、場所と昨晩お世話になったソーパルさんの連絡先も念のため伝えると、店員さんは帰って行きました。すごい丁寧な対応に驚きつつ、申し訳なくなってしまいました。

昨夜は深夜に帰って来て今朝も早く起きてクタクタだったので、また部屋に戻って眠りました。お昼頃、再度レンタルバイク屋さんがホテルに来ました。今度は昨日バイクの貸し出しの時にいた若いカンボジア人スタッフの方とまた別の日本人男性でした。若いカンボジア人青年がお店のオーナーで名前がソンフォさん。日本人男性はソンフォさんと一緒にここでゲストハウスをやっていてレンタルバイクの仕事も手伝っているというサエキさん。

話を聞くと、カンボジアでは、何か警察に世話になったりすると賄賂を渡すという変な習慣があり、今レンタルバイク業の経営に関する法律が変わろうとしてるところで、警察に変な理屈で多額の罰金(賄賂)を払わされる可能性があるとのことでした。そして、バイクの持ち主という証明をするのも大変なようでした。そんな訳で、バイクを取りに行くのに私達にも一緒に来て欲しいと頼まれました。私は離れたところにバイクを置いてきてしまったという申し訳なさもあり勿論承諾しました。

ソンフォさんは本当に警察を恐れ色んな心配していたようで、私達が一緒に行くと分かりかなりホッとした様子でした。ソンフォさんは、しきりにソーパルさんと電話で話し詳細を聞いているようでした。サエキさんに、念のため彼らはレンタルバイク業者ではなく、私達の友達という体で話を進めてくださいと言われました。こんなに気を遣わなければならない警察って一体…。日本の警察とはかけ離れた存在ですね。やっぱコワイ〜!

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トゥクトゥクで昨夜の村へ向かいます。途中でお二人のことやカンボジアについて色んな話を伺いました。和やかで普通にお出かけしてるような雰囲気でした。

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警察署に着くと、昨夜の印象とはうってかわってのどかな村の警察署でした。裏事情があるので少し緊張しつつも、昨日とは違う警察官で怖い人じゃなさそうでした。ソンフォさんが着々と手続きを進めている間、私達とサエキさんは特に何もせずに待っていました。

するとそこへ、ソーパルさんが現れました。おぉ〜!大恩人が現れテンション上がり駆け寄って挨拶。再度お礼を言いました。昨日だけでなく今日も色々と相談に乗ってくれていたようです。
ソンフォさんも無事に手続きが終わり喜んでいました。ただ、それでも(普通に?)賄賂を少し払ったそうですが…。とにかく不当な罰金や賄賂はナシで済んで一安心です。

いつの間にか、ソーパルさんとソンフォさんはすっかり仲良しになったらしく、ソーパルさんは私達全員をお茶に招待してくれました。ココナッツジュースをご馳走してくれるとのこと。ソンフォさんはソーパルさんと一緒に先にバイクを近所で修理してから来るということで、トゥクトゥク運転手と日本人3人で先にソーパルさん宅に向かいました。

昨日お世話になったソーパルさんのお宅でおもてなし

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ソーパルさんのお宅は、昨日の家の向かいにあるお家でした。向かいと隣も親戚のお家だそう。家には家族が沢山いて、赤ちゃんから曾お婆さんまでの大家族。

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外にあるテーブル席を勧められおしゃべりしながらソンフォさんを待ちました。トゥクトゥクの運転手さんは何故かソーパルさん宅のハンモックで自分の家みたいにくつろいでました!カンボジアの人達の距離感がよくわかりません(笑)

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ソンフォさん達が無事に修理されたバイクに乗って戻ってきました。ソーパルさんは長い棒を持ってきて、庭のココナッツの実をつついて落としました。それを鉈で切り、まるごとくれました。

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久しぶりにまるごとのココナッツジュースを飲みました。美味しい〜

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ココナッツは実が小さい方が味が濃くて美味しいらしいです。ジュースを飲み終わると、実を半分にカットしてもらいスプーンで実をすくって食べました。美味しかった〜!この細いヤシの木1本だけで1年間に何百個も実が採れるそうです!

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家の庭にはヤシ科の植物の葉を丸めた物が沢山ありました。何に使うのか尋ねてみると、この葉を使って茣蓙を作ったりすると教えてくれました。

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指差された方を見ると、彼らの家にもその茣蓙がありました。よく出来てるなぁ〜!御馳走になったココナッツジュースもこの茣蓙も、自然の恵みを直に感じさせます。

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家の隣には屋根だけの小屋があり、そこには黒板と机がありました。ここはクメール語を教える学校だそう。黒板にはクメール後が書いてありました。

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教科書を開き、ソンフォさんに読み方を教えてもらいましたが、超〜難しい!!!文字は違っても似たような発音ばかりで「コー」と聞こえる文字なんて4つもありました!何度聞いても違いが分からんかった・・・。

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家族みんなで仲良くのんびり暮らしている様子が印象的でした。
前日のトラブル助っ人から、今日のおもてなしまで、何から何までお世話になり本当に感謝です。オークン・チュラウン!

大変なトラブルでしたが、結果的にこんな素敵な経験が出来るとは!また一つ大切な事を学ばせてもらいました。これも旅の醍醐味ですね(^^)

おすすめのバイクレンタルショップ K BIKE Rental

Kバイクレンタルのソンフォさんとサエキさんにも大変お世話になりました。良心的な価格で、宿までバイクを届けてくれてトラブルケアもきちんとしてくれました。私達はその後も何度もレンタルさせて頂きました。彼らはゲストハウスも経営しているそうで、シェムリアップの情報も沢山教えてくれました。日本人のバックパッカーにおすすめのバイクレンタルショップです!

FBページ https://www.facebook.com/kbikerental/?fref=ts
電話番号 +855 96 922 4488

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トラブル続きの世界遺産巡り!カンボジア人の優しさに救われる〜前遍〜


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