タイ・カンボジア国境

タイからカンボジアへ陸路で国境越え

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世界一周5カ国目、いざカンボジアへ!チェンマイからバンコク経由でカンボジアのシェムリアップまでバスで一気に移動という強行スケジュールです。
チェンマイのバス停からはバンコク行きのバスが沢山出ています。朝8:00、9:00にバンコク発シェムリアップ行きのバスがあるとのことなので、その時間に合わせてチェンマイからは夜行バスを使うことにしました。

チェンマイバスターミナル

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ホテルをチェックアウトしてお昼過ぎにはバス停へ。バスチケット売場で時間と値段を確認。沢山のバス会社があり窓口もいくつもありました。

スーペリアクラス/7〜800バーツくらいの3列リクライニングシートでご飯つき、1stクラス/4列の広めの座席でご飯飲み物付き、2ndクラス/400バーツくらいでご飯なし、大体この3種類。その中で、1stクラス500Bを割引してくれる所があったのでその窓口で買うことに決めました。ご飯や水の他、フルーツやモーニングコーヒーなども無料とのこと!素晴らしい!
出発時間までは何時間もあったのでひとまずチケットは購入せず、近くのカフェでシェムリアップの宿を予約したりして待つことにしました。この判断が後でおかしなことになるとは知りもせず…。

バス停の近くにはショッピングセンターがあり、レストランやスーパーやマッサージサロンなどが集まっています。そこにあるWiFiカフェに入ると、たった今停電になってしまい何も注文出来ないとのこと!いつ復旧するか不明でしたが席で待たせてもらいました。1時間程で復旧。無事に明日の宿を予約。のん気にカンボジアの観光スポットをチェックしたりネットサーフィンしたりして時間をつぶしました。

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バスの窓口が20:00に閉まると聞いていたので19:30頃再度窓口へ行くと、なんと今日のバスは全て売切れ!他のバス会社の窓口にあたってみても全部満席!ヤバイ!明日の宿ももう予約しちゃってキャンセル料は100%だし、今日泊まる所もこれから探すとなると大変!ヒャーッやっちまったぃ〜!
焦りながらも対策を練るため一旦バス停から外にでると、タクシーやトゥクトゥクの運ちゃん達が「どこ行きたい?」と営業をかけてきたので「バンコク」と答えるとワハハ〜と陽気に笑っていました。こちらは笑える状態ではなくバスのチケットが買えなくて困ってるんだよ〜と愚痴ってみたところ、通りを挟んだ向かいのバスターミナルで買えるかもよと教えてくれました。おぉ〜天の助け!運ちゃん達にお礼を言って急いで見に行きました。

メインのバスターミナルより古くて小さめの建物の中にはいくつか窓口がありました。薄暗くて、ほとんどの窓口は閉まっていましたが、2つだけ空いていて、2台バンコク行きのバスが残っていました。良かった〜!セカンドクラスの400バーツと、ファーストクラスのルームタイプで500バーツ。ご飯付きで寝転べて楽チンというファーストクラスの方に決定。ルームタイプとはどんなものかと尋ねると、窓口のおばちゃんがバスまで連れて行ってくれました。

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ん?これは…汗…ルームタイプっていうか、荷物を運ぶコンテナみたい!3畳くらいのスペースに、私達の他にもタイ人2名が同室とのこと。
床に敷かれたマットレスの上に、ダニがいそうな黄ばんだ布団と枕付き。ここにみんなで雑魚寝だそう。出発直前にもう1人おばさんが乗り込んできた。ひえ〜っ、なんだか密入国者にでもなった気分。でもちょっと面白い!

相方こうちゃんはこの状況にまったく馴染めず呆然…笑。頭の後ろの隙間はバスのスタッフが寝るスペース。

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バスが出発すると消灯されて真っ暗に。部屋の真横には汚い見た目のトイレがあり、最初は臭くなかったけどしばらくするとトイレの悪臭が部屋に充満!しかも冷房が効きまくっててメチャクチャ寒い!しょうがないので黄ばんだ布団に潜り寒さをしのぎました。ちなみに二階の座席は綺麗でした。

途中で上の座席にいたタイ人男性の乗客も、よく眠れないと言う理由でコンテナ部屋に下りて来て、狭い部屋に6人!
途中のインターチェンジの休憩中、乗組員の男の子がホースの水でタイヤを洗い、次にバス内のトイレも洗っていました。駐車場の地面には濡れたトイレットペーパーみたいなが散乱していたので、多分多くのバスがここでトイレの中身をぶちまけて洗っているらしい!うげげ〜っこの光景は見たくなかった…

ご飯付きと聞いていましたが、付いていたのは小さなパンと水だけで、特に配ってもらえるわけでもなく、トイレの前に置いてある袋から自分で勝手に取ってくる形式でした。
そんなこんなで決して快適とは言えませんでしたが、身体的には水平に横になることが出来たので個人的には悪くなかったかも。

Informationチェンマイバスターミナル

住所 165, Soi 5, Kaeonawarat Road, Tambon Wat Ket, Amphoe Mueang Chiang Mai, 50000、タイ
電話番号 +66 53 241 449

バンコクバスターミナルから国境越え

バンコクバスターミナル

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朝6:00頃、時間通りにバンコク北バスターミナルに到着。バスターミナルにはバスが沢山停まっていて、既に人が沢山いました。
客引きのタクシーが話しかけて来ますが、シェムリアップに行くと言うとみんな親切に乗り場を教えてくれました。

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ターミナルの窓口でVIPバスの8:00発のチケット750バーツを購入。購入時にパスポートの提示が必要でした。出発まで1時間半以上あったので、奥の食堂で軽く朝食を取りました。食堂には色々な食べ物を出すお店がいくつも入っていて、ドーナツ屋やワッフル屋もありました。

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シェムリアップ行きのバスは4列シートでちょっと狭め。乗客は満席とまでは行きませんが結構多く、ほとんどが欧米人でした。バスに乗るとすぐに、お水とフルーツジュースとお菓子が配られました。これは嬉しい!

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途中の休憩所。竹に入った餅みたいなのが売られてました。陽気で異様な音楽が大音量で流れていました。

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しばらくしてからお弁当が配られました。昨日の夜からまともにご飯を食べていなかったので、お腹ペコペコでした。お弁当はタイのセブンイレブンで売っていたカニチャーハン!予想外にかなり美味しかったです。

Informationバンコクバスターミナル

住所 Kamphaeng Phet 2、10900、タイ

国境超え

12時頃タイとカンボジアの国境アランヤプラテートに到着。妙に小慣れた感じのタイ人男性がバスに入って来て、カンボジアビザの申請代行の話をしました。代行料金は1400バーツで自分で取得するより高めです。しかし、強気なヨーロピアンのおじさんの発言により、バスの中は自分達で申請をしましょうということに。代行業者の男性はふてくされ気味で去って行きました。おじさん達の早口の英語がイマイチ聞き取れず、私達は他の乗客に遅れを取らないよう急いで出国手続きの窓口へ向かいました。バックパックはバスに乗せたままでOK。外国人の窓口はは建物の2階です。(いっぱいいっぱいで写真撮れませんでした…)

手続きには、パスポートと入国時に空港で受け取ったDepertureCardが必要でした。私達は、DepertureCardを捨ててしまったと思い大慌て!係員に聞くと1階で貰ってきなさいと言われ、1階に行ってみると、そこはタイ人専用の出国窓口で、カードは2階で貰えと言われ焦りました。再度2階で聞いてみると、係員のおばさんに強い口調でカバンの中を探してみろと言われました。これはヤバい…。見つかるはずはないと思いながらパスポートケースを探してみたら…ありました!奇跡的にも私も相方こうちゃんもグシャっとした状態で持っていました。良かった〜‼︎‼︎おばさんの言ったと通り!(笑)
かなり遅れを取ってしまい、同じバスの乗客達はもう見えなくなってしまいました。1人だけ、同じバスの男性がパスポートをバスに忘れてしまい立ち往生。バスは既に国境を越えた先に待機しているので取りに行けません。その彼に、先に出国した彼の友達にバスからパスポート持ってきてくれるよう伝えてくれと頼まれ了解。これは重大な任務です。
私達は無事に出国完了!

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安心したのも束の間、カンボジア側ポイペトに出ると今度は乗ってきたバスが見当たらない。任務を受けた彼の友達も見つからない。まさか置いていかれた!?(来る前にインターネットでチェックした際、同じようにバスで国境越えをする際、グズグズしてて置いていかれた人がいたという情報があったので本当に焦りました!)
走って探したら、遠くの方にバスが停まっていました。良かった〜!バスで彼の友達にも会えるだろう。とバスに着くと、乗客は誰もいません。運転手のおじさんにパスポートを見せると、今度はカンボジアの入国ビザの申請手続きをしなきゃならないとのこと。うひゃ〜
国境方面に戻りましたが、建物がいくつもあって申請窓口の場所がわかりません。何かの施設の入口にいた係員に聞いたら、隣の建物を指さされたのでそちらに向かっていると、他の観光客のアジア系男性が窓口は反対方向だよと教えてくれました。一体どうなってるんだ!
やっとこさ、カンボジアビザの窓口に辿り着きました。タイ側から見てゲートの右側にある建物。

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窓口の近くで、出国窓口で足止めされていた男性の友達を発見!無事に伝言を伝えて任務を果たせて良かった!
書類に記入し写真とパスポートと一緒に提出します。カンボジアのビザの発行は、窓口でぼったくられることもある様なので警戒していましたが、無事に正規価格1200バーツで発行されました。

バスに戻り、乗組員にパスポートを見せると、今度はスタンプが必要とのこと!ヒーンまだあるの〜⁉︎⁉︎急いでスタンプの窓口へ。そこで記入用紙を受け取り書き込んで列に並びます。


列の横ではバスの運転手のおじさんが乗客を急かしながら待っていました。焦る〜っっ汗。窓口の係員は、行列が出来ているのに係員同士でペチャクチャお喋りしていて全然先に進みません!イライラ…。ようやく全ての手続きが終わり無事にバスに戻れました。こんなに焦って走ったりしたのに、私達が戻ってきたのは乗客の中で最後の方でした。国境に着いてから1時間以上、暑い中でドタバタし続けて超〜疲れました!!!13:30頃バスはシェムリアップに向けて出発。疲れ切って居眠りしました。

タイ・カンボジア国境で出国手続きと入国ビザ取得に必要なもの
  1. パスポート(有効期間が6ヶ月以上残存)
  2. 飛行機でタイに入国したした人は、空港で受け取ったDepertureCard。
  3. 証明写真1枚(縦45mm×横35mm)
  4. カンボジアの滞在先の住所

(ビザの申請書類にはカンボジアでの滞在先の住所を書く欄があるので、到着後の宿は事前に取っておくことをお勧めします。)

2015年12月の情報

16:00頃、無事シェムリアップに到着!
到着場所はシェムリアップの中心街で近くにはATMもあり、タクシーやトゥクトゥクも沢山待機しているので便利です。私達はトゥクトゥク代1$も節約して宿まで歩きました〜。
いや〜チェンマイからシェムリアップまでのバス移動は本当に大変でした!!!この強行スケジュールは30代中盤の肉体には結構キツかったです汗。

Informationシェムリアップ バス到着場所

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