バリに到着後、始めの数日間は体調を崩したり、相方は仕事をしなければならず、どこにも出かけられませんでした。食堂やスーパーと宿の往復の単調な毎日でしたが、買い出しに出た時、ついでに近くのクタビーチに足を運んでみました。
滞在している宿Agus Beach Inから徒歩5分。高級そうなレストランの中庭を抜けるとクタビーチの南端に出ました。おぉ~!長い砂浜が両側に遠くまでのびて、目の前には夕日を照り返す海が広がってとても奇麗。海水浴や日光浴をしている人達がいましたが、そんなに人は多くなくて落ち着いた雰囲気でした。
太陽が海に沈んで行くのを眺めていると、時間の密度が変化した様に感じました。全体がオレンジ色に染まり、大気が濃密なエネルギーに満ちていました。
夕日を眺めながらディナーをとれる優雅なテントが優雅もあり、お客さんはハネムーンの人かな…
私達はとにかく節約旅行なので、彼らを横目にうらやましがったり褒めてみたり悪態をついてみたりしながら宿へ戻りました。
私はこの後、更に体調が悪化し38度の熱を出しました。美しい夕日の浄化作用か、悪態をついた罰かわかりませんが・・・。しかし、まさに今旅をしているんだなという実感が湧いた、素敵なひとときでした。