クアラルンプール

エキゾチックと近代都市が交差する街 クアラルンプール

Pocket

多様な人種と文化が入り乱れる街クアラルンプール!1週間の短い期間でしたがいろんな意味で刺激的な街でした。セブに2ヶ月、バリに1ヶ月滞在した後、世界一周3つ目の国となります。

空港は大きくて近代的でした。ホテルまで行くバスのチケットを買うためチケット売り場に行くと、マレー系の売場の女性は無愛想で機械的。深夜で疲れていたのかもしれませんが、バリの気楽でのんびりした人々に慣れていたので、久しぶりの都会的な感じにややビビりながら何とかチケット購入。バスは片道1人15リンギット(約436円)。

バスで1時間ほどでクアラルンプール市内に到着。高層ビルが建ち並び、道路も広い!降りた所は思っていた所と違い、ホテルまでは結構距離がありました。そこにいたタクシーに宿までの値段を聞くと20リンギット(約582円)。下調べしていたより高い気がしたので、ひとまず少し歩いてからタクシーを捕まえメーターで行ってくれることを確認し乗車しました。やっぱり!深夜料金がかかっても半分の値段でした。良かった…クアラルンプールは東南アジアの中では物価が高い方なので注意せねば…。

宿につくと感じのいい受付のおじさんが迎えてくれましたが、驚いたのは部屋の狭さ!ダブルベッドと細い隙間しかなく、窓も付いてない…。相方こうちゃんは閉所恐怖症なので厳しそう〜!物価が高いことを想定して、今までより高めの宿を予約してたのですが…。

翌日は街を歩いて良さげな宿を探しつつグルメ探索!
私達の宿はクアラルンプールの中心部を移動するのに便利なモノレールのImbi駅から徒歩5分。となりの大きなモール街のあるBukit Bintang駅までも歩いて10分で行けました。街には、ムスリム系の食堂やシーシャカフェ、中華系の乾物屋、マッサージ、洒落たカフェにチョコレート専門店など多様なお店がひしめき合っていました!道ゆく人々も色んな顔立ちで衣装も様々。

なにやら歌舞伎町的ないかがわしげなお店も・・・。

マレーシアはマレー系が60%、華人系が25%、インド系が10%です。街には色々な言葉が溢れてて、英語がかなり通じます。みんな、それぞれの民族の言葉を話しながら、他の民族とは英語でコミュニケーションをとっているそう。私の滞在していたインド系のホテルマネジャーも、4ヶ国語話せるとのこと。マレーシア人すごい!
国教はイスラムですが、街にはモスク以外に仏教のお寺やヒンドゥ寺院も多くありました。

巨大なショッピングモールには高級ブランドの店も多く入っていて、まだ11月なのにクリスマスのデコーレーションで彩られていました。熱帯のアジアの国でクリスマスディスプレイを見るのはなんだか不思議。

興味深かったのは、クリスマスディスプレイの前でムスリムの人達が楽しそうに写真を撮っていたことです。マレーシアは、異なる宗教や人種の人々の共生が成功している珍しい国とのこと。みんなが違いを尊重しながら楽しんでいる雰囲気はいいですね。

ちょうどヒンドゥー教の正月「ディパバリ」の時期だったので、駅やモール等あちこちで砂絵のようなものが飾られていました。

これは色を着けたお米で出来ているそう。とってもきれい♡

きらびやかなホテルやバーが並ぶ通りを一歩裏に入ると、古びたマンションの窓から洗濯物が沢山たれさがっていました。下水の臭いも結構すごい。まさにカオス…。急速な経済発展の途中過程だということがひしひしと感じられます。

チャイナタウンへ足を運ぶと、横浜中華街より上野に似た感じ。

偽ブランド品や土産物屋と乾物屋でごったがえしていました。マレーシアには、素食(台湾の精進料理で動物性のものをやニンニクやニラやネギも一切使っていない料理)のお店が沢山ああると聞いていたので探しましたが見つけられず。美味しそうな中華料理屋さんは沢山ありました。

沢山歩いてお腹がペコペコになったのでアロー通り(Jalan Alor)の屋台村へ!Bukit Bintang駅から徒歩5分の下町屋台村。通り沿いには中華、タイ、ベトナム料理屋が並んでいていました。ちょうど夕食時だったのですごい賑わい。通りの端っこにあるタイ料理屋さんに入りパッタイ(10)とトムヤムヌードル(12)とマンゴージュース(6)を頂きました。味はまあまあかな。食事をしていると土産物売りや寄付を募る人が次々にやって来ました。

驚いたのは、車椅子に乗りながらカラオケセットを持って、大音量で歌いながら通りを行き来する人。男性1人と女性1人がそれぞれ別で歌ってましたがとっても歌が上手い!少し距離が離れていたので、彼らがどういう目的だったのかはわかりませんでした。CDを売っていたのか寄付を募っていたのか…。

市内を走るモノレールは安くて本数も多いのでとても便利です。

車窓から眺める街の景色は新鮮でした。南国の大きな植物と、大きな近代的なビルに、カラフルな高層マンション、その隙間にお寺やモスク。

大きいものが大好きなマレーシア人の象徴とも言えるペトロナスツインタワー。タワーの下にある地下街は、新宿のそれよりも大きいんじゃないかと言うくらい広大でした。マレーシアは雨季の真只中だったので、激しい雨が1日1,2時間毎日のように降っていましたが、地下街通って長い距離を移動出来たので便利でした!

クアラルンプールに仕事で在住している学生時代の友達に会いに行った時聞いた話によると、マレーシアには多くの華人がいますが、華人の人々はチャキチャキしてて商売上手なので、おっとりしている原住マレー人を保護するため、マレーシア政府は奨学金など様々な優遇制度を設けているそうです。それに対して民族間で不満が出たりもしているようで、国のバランスを取るのは難しそうです。
駅の通路など人通りの多い所では、片脚が無かったり、子供を抱えた母親の物乞いの人を度々目にしました。国が成長して豊かになってきていても、後進国で見られるこのような光景はまだ残っているんですね。きらびやかなな街とのギャップを感じました。こういう部分にもきちんとした社会保障が早く行き渡るといいなぁ。ただ、そういう人々にお金を寄付する若者の姿も多かったのが印象的。

都会なのに、街で道に迷っていると、話しかけて案内してくれたりと親切な人も多く、空港に着いた時の印象とはだいぶ変わりました。親切な人が多いし治安もいいようです。予想外に色々と考えさせられることもありました。人種の坩堝クアラルンプールは刺激的で面白い!

観光スポットのバトゥ洞窟やベジタリアングルメについては次の記事で書こうと思います♪

Pocket

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *