Bambu Indah

エコでお洒落なホテルリゾートBambu Indah(バンブーインダー)

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バリに来た一番の目的は、洗練された美しいエコビレッジ、グリーンヴィレッジ(Green Village)を訪れシステムを見学して、創設者が同一のエコリーゾートホテルバンブーインダー(Bambu Indah)に泊まる事でした。

エコリゾート Bambu Indah(バンブーインダー)とは?

創設者はジュエリーデザイナーのジョンとシンシア ハーディー(John&Cynthia Hardy)夫妻。ジョン・ハーディー氏は1975年にバリを訪れたとき、バリの伝統文化に惹かれ、そのままバリで地元の宝石職人とジュエリー制作を始めました。その後妻のシンシアさんに出会い、彼女自身もジュエリー制作をしていたので、共にJohn Hardy Jewelryというブランドを立ち上げました。彼らは美しいジュエリーを作るにあたり、バリの土地と人々、文化に対して尊敬の念を持ってビジネスを進めてきました。それは、バリの人々が必要とする経験と美しさとなりました。彼らは2006年には、最新技術と伝統的な材料と建築方法を融合したグリーンヴィレッジ(Green Village)を設立しました。ジョンの娘のエローラ(Elora)は、グリーンビレッジのキャンパスを作ったデザインチームの活動を存続させるために、竹を使った構造物や持続可能な家具を人々に提供するデザインチームIBUKUを新たに設立しました。IBUKUの制作物は、ホテルのインテリアやキッチンなどで使用されています。また、息子のオリン(Orin)はホテルのレストランでで提供される食事のメニューやそこで使用される野菜や果物の畑をプロデュースしています。すごい家族!

Bambu Indah(バンブーインダー)に到着!

バリ滞在のビザが切れる3日前、ギリギリとなってしまいましたがホテルへ向かいました!ウブド市街から車で15分程の所にそのホテルはあります。安くで行ってくれるトランスポートタクシーを探し、私達のバリ最大のイベントに心躍らせ出発!ホテルはのんびりとした住宅街の奥にありました。本当にここにあんな立派なホテルがあるのだろうかと思いましたが、細道を抜け入口にたどり着くと、おぉ〜!早速すごい造形の建物が!

全て竹で来たエントランス

Bambu Indah

全て竹で出来た曲線の入口には花がぶら下げてあり、とっても素敵。迎えてくれたスタッフ達は、洗練されていてきれいな英語で歓迎の挨拶。わ〜、今まで泊まって来たホテルとは桁違いの価格なだけあって、対応や雰囲気が全然違います。チェックイン開始の時間より早く来てしまったのでロビーを兼ねたレストランで部屋の準備が出来るまで待たせてもらうことに。

レストランもすごい綺麗〜!竹で出来た奥行きのある空間に素敵なテーブルや小部屋があり、そこからはホテルが自給している野菜の畑が見えました。椅子で待っているとウェルカムドリンクのヤシの実ジュースが、目の前でカットされ銀のグラスに注がれました。なんと贅沢〜♪

レストランの2階からは吹き抜けになっている奥の厨房全体を見下ろす事が出来ました。どこもかしこも竹、竹、竹!

このホテルから直接ググリーンビレッジのツアーが予約できるので、早速受付ののお姉さんに聞いてみた所、なんと、週末はグリーンビレッジが閉まっていて、グリーンスクールしか見学出来ないとのこと!グリーンビレッジの美しい建築やシステムを見ることが出来ないなんて!一番の目的が果たせなくなってしまったことにかなりショックを受けました。グリーンスクールだけでも参加しようかと思いましたが、スタッフのお姉さんに、見に行くならちゃんとビレッジがやっている時に行った方がいいと言われたので、今回は諦め、改めてちゃんと見に来ようという事になりました。なんてことだ〜っ!!!

巨大クリスタルやおしゃれな施設

しかし、落ち込んでいたのもつかの間、バンブーインダーが素敵過ぎて、すぐに気分は絶好調に。チェックインの予定時間より一時間も早く13:00に部屋に案内してくれました。ホテルのスタッフが、部屋に行くまでに敷地内をぐるっと回って、建築の造りや様式、畑やスパやプールやヨガスタジオ、創設者John Hardy氏のお家、周辺の自然について説明をしながら案内してくれました。ここにある建物は、バリやジャワの伝統的な建築法を用いつつ、古い建物に使われていた建築材をそのまま再利用して造られていました。


絶景が一望できるアフリカハウス

素晴らしい景色と建築や畑に感動しながら部屋に到着。私達の宿は部屋からの眺めがホテルの中でいちばん良いアフリカハウスという名の高床式の小屋でした。広い階段を登り部屋に入ると天井が高く広々としていて、古い木の壁と床とかぐが良い味を出していました。工夫がなされた扉や窓があちこちに付いていて、大きな棚には扉を開けると内側に電気が付く細工がされていました。

開放的でオーガニックなバスルーム

バスルームもすごい!半分屋外のような造りで開放的。バスタブとシンクはゴールドで木との組み合わせがとてもお洒落です。シャワーは見た目よりも使い勝手が良く、暖かいお湯がタップリ出ます。そのまま流しても環境に影響の無いオーガニックソープ・シャンプー・コンディショナーも備え付けてあり、使用したシャワーの水はそのまま木のデッキの下に流れ落ちて地面に帰る仕組みです。


荷をほどいて早速敷地内を探検しに出かけました。部屋を出れば、目の前にはジャングルと棚田を一望できるデッキが続いていました。

Bambu Indah

部屋の前に広がるリラックススペース

デッキの先はすぐ真下が谷になっていて谷底には大きな河が流れています。

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オーガニックファーム

作物の世話をするスタッフさん達。畑には、ナスや大根やトマトにインゲン、パイナップル等、美味しそうな野菜や果物が沢山。これらは全てオーガニック!

巨大な竹で出来たツリーハウス

家と畑の間の小道を進んで行くと、巨大な竹で出来たツリーハウスがありました。上るのは結構怖いですが、上からの眺めはさらに凄い!

マッサージルーム

スパの中も見せてもらいました。ここでは景色を眺めながらゆったりマッサージが受けられます。

敷地突き当たりの小さな家も、壁が3面ガラスになっていてとても可愛らしかったです。

小川のように流れるプールには橋がかかっていて、プールサイドには景色を楽しみながらくつろげるパラソルと椅子。プールは水が緑色で入るのに少し勇気がいりましたが、ちゃんと浄化するシステムで循環させているそうです。先ほど気持ち良さそうに泳いでいた宿泊客もいたので思い切って入ってみました。足がまったく届かない深いプール。水温は程よく冷たくて気持ちがいい!相方こうちゃんは入るのを躊躇して結局泳がず日光浴。プールサイドにあるヤシの木からはロープが下がっていて、それにぶら下がり勢い良くジャンプ!失敗して鼻に水が入りましたが、スイスから来たという陽気でフワッとしたおばさんと一緒になって飛び込んだり泳いだり。その後も水面に映るゆらめく緑の水紋のサイケデリックな視覚を楽しみながら泳ぎました。

Bambu Indah

シャワーを浴び、プールサイドに戻ってきて、パラソルの下でアフタヌーンティーを頂きました。餅米にシロップがかかったおはぎみたいなものと、ヤシの葉に包まれたスイートポテトと芋羊羹の中間みたいなもの。どちらも甘さ控えめで、お腹にたまる素朴な味の美味しいスイーツ。

デッキの方へ移動して景色を楽しみながらくつろいでいると、背の高いブロンドの若いフランス人女性マネージャーが話しかけてきました。彼女は谷の斜め向かいに見える建物に住んでるそう。彼女によると、今日は創立者John Hardy氏の家族がはるばるやって来るとのこと。デッキにある特等席は花で飾られセッティングがされていましたが、そのためだったんですね。

私達はこんな贅沢な所に来ていながらも、節約をするためホテルのランドリーサービスは利用せず、ホテルの外のランドリーを出しに一旦宿を出ました。ホテルを出ると、一般的なバリの落ち着いた住宅街です。私達に言葉が通じてないのを知りつつも、おかまいなしに笑顔で話かけてくるお婆ちゃんがいました。いいなぁ〜こういうの。少し行った所にランドリーがあり、そこのおじさんと交渉して8000Rpでお願いしました。

綺麗な夕日にうっとり

夕焼けが見頃なのは17:45と聞いていたので、すぐに宿に戻りました。11月だからか日の入の位置がかなり南寄りでした。夕焼けは柔らかいピンク色で、とても大くて、見たことのないような鮮やかなピンク色をした太陽が山の向こうに沈んで行きました。本当胃素晴らしい光景。見れてよかった〜!!!

今夜はお酒解禁!ということで、再度夕食用のお酒類を買出しに行きました。ホテルで買うとカクテル1杯90000Rpぐらいと恐ろしく高ので。ホテルの周辺には3カ所に食品店がありました。スパークリングワインと2種類のビールを1つずつ。大瓶小瓶2本ずつの系4本とスナック菓子一袋で90000Rpくらいで済みました。

暗くなるとホテルの雰囲気は昼間とガラッと雰囲気が変わり、幻想的で素敵でした。
レストランで夕食を注文して、ランプと一緒に部屋に運んでくれるようお願いしました。既に他の人が食べているのを見ると、すっごく美味しそう!ワクワク…

きました夕食!大きなお皿に野菜のグリルやフライ、前菜、メインディッシュの海老グリルと魚グリルがそれぞれにタップリ盛られていてとっても豪華。野菜はすべて、ホテルの畑で収穫したもの。2人で大騒ぎして食べました。ランプの光とライトアップに暗く開けた景色。素晴らし過ぎてお酒も進みます!マネージャーお勧めのケーキも追加注文♪食後もゆったりお酒を飲みながら外のテーブルでくつろぎました。しばらくして展望デッキに誰もいなくなってので、そこに移動してまたまたマッタリ。23:00になるとライトアップが消えました。暗くなると空や森がよく見えてこれもまた素敵。

1日目だけで、これでもかと言う程満喫してしまいました。天涯付きのベッドはいい香りがするし、お腹一杯で心地よいだるさの中眠りにつきました。

バンブーインダー2日目

2日目は朝6時半頃起床。相方こうちゃんは先に布団から出て、張り切って湯船にお湯をはり朝風呂を楽しんでいました。私も続いて入浴。こうちゃんが、湯船に浮かべるために花を摘んできてくれたので、それを浮かべてお花風呂。仕切りのカーテンを開けると湯船から開放的な景色を眺めることが出来ました。最高です!

朝食もまた自分達の家のコテージで頂きました。たっぷりフルーツサラダは、パパイヤ、マンゴー、パイナップル、バナナ、グァバ、ジャックフルーツ。それからテンペバーガーと野菜のソテー。コーヒーと100%フルーツジュースまで!ジュースの種類やメインは薬草粥やオムレツやシリアルなどから選ぶことが出来ました。美味しくて健康的なものばかりです。

朝食後はコテージでゆっくりと過ごしました。私は、宿の床下など見て構造を確認したり、スタッフの人に下水や電気などのエネルギーはどうしているのか質問したりしました。下水はそのまま自然に戻せる状態で循環させていて、トイレなどの排水はそのまま河に流しているそうです(トイレは大丈夫かどうか微妙ですが・・・)。電気を作るシステムは無いので国から購入しているとのことでした。ちょっと残念ですが、グリーンビレッジの方では、電気も自給する設備が整っているそう。

畑にはコンポスト作りの小屋があり、3人の男性スタッフが中で作業をしていたので見せてもらいました。コンポストの材料はレストランで出た残飯と牛の糞等を主に利用しているそうです。

Bambu Indah

Bambu Indah

ここのホテルでは、完全とまではいきませんが、かなり環境に配慮したシステムで運営されていました。こういったパーマカルチャー系の宿泊施設でここまで洗練されているところは珍しいと感じます。環境に優しい宿や商品などが、もっと注目されスタンダードになっていくためには、このホテルの様にデザインが素晴らしいということもとても重要だと思いました。今後私達がやっていきたい事にとって、とても参考になりました。出費も大きかったけどその価値は十分すぎる程でした!あ〜夢のようなひとときでした♡

長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました!

InformationBambu Indah

住所 Bambu Indah, Jl. Banjar Baung, Desa Sayan, Ubud, Bali 80571 インドネシア
電話番号 +62 361 974357
ホテル内施設 24時間対応フロントデスク コーヒーショップ コンシェルジュ シャトルサービス セーフティボックス(フロント) ツアーデスク バーベキュー設備 ファミリールーム ライブラリー ランドリーサービス ルームサービス レストラン 喫煙所 新聞 空港送迎 自転車レンタル 託児施設
スポーツ/リクリエーション ガーデン スパ マッサージ 屋外プール
インターネット Wi-Fi(共有エリア内) 全室Wi-Fi無料
駐車場 バレーパーキング 駐車場
HP http://bambuindah.com/
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