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聖なるアグン山に抱かれたブサキ寺院

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ウブド市内から約30km北西にあるMt.Agung方面へ行って来ました。目的地はブサキ寺院・キンタマーニ湖・ライステラス・グヌン カウィ石窟寺院。
ブサキ寺院まではバイクで1時間弱で到着。寺院手前の道路にチケット売場が設置されていて、そこで入場チケット2人分で30000Rp(約266円)を払いました。さらにバイクで進むとまたもやエントランス。ここでサロン(寺院に入る時のマナーとして腰に巻く布)のレンタルとガイドを雇わないといけないと言われました。またお金を払うの〜⁈って感じで警戒していましたが、交渉の末、サロンレンタル代とガイド料合わせて2人で90000Rp(約798円)。

そこにはガイドの男性が沢山いて、道の脇にのんびり座っていたガイドのおじさんと話しました。彼は日本語勉強中ということで、寺院の歴史や神様について英語に日本語を交えて色々教えてくれました。
ブサキ寺院には主に3人のヒンドゥーの神様とアグン山が祀られているそうです。ブラフマーは火と創造、ヴィシュヌは水と繁栄、シヴァは風と破壊の象徴。お寺は8世紀頃建造されました。1963年にアグン山が噴火して周辺に溶岩が流れましたが、ブサキ寺院だけは溶岩流から免れたそうです。すごい本格的なパワースポットですね!

ここで初めて、バリにはインドネシア語だけでなくバリ語ということを知りました。ジャワ島にもジャワ語があり、島ごとに本来の言語があったとのこと。やはりここでも日本と違い、侵略の繰り返された歴史が窺えます。
バリ語では「ありがとうございます=マトゥル スクサマ」「ありがとう=スクサマ」「お元気ですか=アパカバル」「元気=バイ」。このおじさんのおかげでとても勉強になり、バリの歴史に興味が湧きました。ガイド担当の怖い顔のおじさんを待たせてしまっていたので話を切り上げ寺の入口までバイクで移動しました。

入口ではお供物(花やお香)売りの女性達が群がってきて、花とお香のセット2つを50000Rp(約443円)という恐ろしい値段で売ろうとしてきました。これが入場するには必要だと嘘をついてきましたが、ガイドのおじさんに聞くとしかめ面で日本語で「マカセル」と言われました…笑。お供え物は断って入場しました。
おじさんは濃くて険しい顔をしてるけど、ちゃんと丁寧に説明してくれました。写真も撮ってくれますが、カメラの腕は残念なものでした。お寺はアグン山を背景にそびえ立ち、何棟もの塔が山の傾斜に沿って奥まで連なっていました。

3人の神様で一体となっている、とても迫力のある石造りの塔がありました。バリヒンドゥの彫刻があちらこちらに施されて、段の所に人の様な像が沢山並んでいたのでガイドさんに質問すると、ガーディアンとのことでした。

階段を登っていくとまた大きな塔の門があり、そこから振り返ると壮大な景色が広がっていました。

敷地内には、日本の神社の舞踏台の様な所があり、その上に沢山のガムランが並んでいました。ガイドさんに触っていいと言われたので叩いてみると、とても綺麗な音色。ガムランの音階はいい音色、ド・ミ・ファ・ソ・シ・ド?

さらに奥へ進む、いくつもの祠と茅葺の尖った四角錐の塔が沢山あり、これはアグン山を祀っているとのこと。どれもかなりの高さがあります。

さらに奥は一般の人は入れなくなっていて、そちらには仏陀も祀られてるとのことでした。バリヒンドゥでの仏陀の位置づけはシヴァと同一で、シヴァがリンガ(男性性)、仏陀がユニ(女性性)を表しているとのことです。インドのヒンドゥと違って仏教的要素も多く混じっているようで、興味深いですね。

ガイド料は高かったけど、ガイドさんいたおかげで色々知ることができて面白かったです。
至る所に売店が沢山出ていました。

午後15:00頃、ブサキ寺院を後にして、次の目的地キンタマーニ湖へ向かいました。バイクを走らせグングン北上。途中でアグン山の全体を眺められるところがありました。なだらかで美しい斜面は富士山の様でした。斜面に雲の陰が落ちていて凛とした姿は美しかったです。聖なる山。

しかし神聖な気持ちとは反対に、相方こうちゃんは、ジャックフルーツが道端に生えているのを見つけ、食べようと格闘していました(笑)。でも皮が硬過ぎて断念。

キンタマーニ湖は次回へ続く…

Informationブサキ寺院

住所 Desa Besakih, Kecamatan Rendang、Kec. Karangasem、Bali、インドネシア
入場料 不明
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